ワークライフバランスを取りながらも挑戦と成長を続ける
E.I
2016年 入社
獣医学部 獣医保健看護学科 卒業
臨床開発部 Clinical Research Associate;モニター(以下、CRA)
お仕事の中で、最も印象に残っていることを教えて下さい
症例登録に大きく貢献しているCRAとして治験依頼者から表彰されたことです。この功績は自身の力だけではなく、実施医療機関と二人三脚で取り組み続けたからこそ、成し得たものだと思います。
担当しているプロジェクトは急性期疾患のため、症例登録できる期限が非常に短い試験です。そのため医療機関から受ける、「候補患者がクライテリアに合致しているか否か」についての回答は急を要します。
多くはCRC(Clinical Research Coordinator; 治験コーディネーター)からの問い合わせですが、医師から直電にて問い合わせを受けたことも何度もありました。その際には、プロトコールに基づき、医学的・科学的な根拠を添えて回答することを心掛けています。そうすることで、医師やCRC自身のプロトコールへの理解も深まると考えているからです。こうした地道な取り組みが、医療機関からの信頼と症例登録に繋がっているのだと思います。
この仕事のやりがいについて教えてください
アットホームな雰囲気の会社です。コロナ禍のため昨今は少なくなりましたが、入社当初は社内イベントも多く、ハロウィンイベントの際には様々な服装に身を包みながらも真面目に働いている社員たちの職場風景に驚きました。
管理職の方々も含めて、楽しむことにも全力な社風だと思います。
また、リモートワークの推進やフルフレックス(コアタイム無し)の拡充により、ワークライフバランスはより自由度が高まったと感じています。「今日は1~2時間多く働いて、明日は早めに業務を切り上げる」といったメリハリのある働き方や、自身のライフステージに合わせた働き方がしやすい制度が整っていると思います。
仕事の中で生かせている強みはどんなことですか?
コミュニケーション能力です。CRAは社内外の多岐に渡るステークホルダーと関り合いながら業務を遂行していきます。とりわけ、医療機関スタッフ(医師、CRC、薬剤師、事務局員等)と良好な関係性を構築するためには重要な要素となります。
プロジェクトを推進していく中で、時にはかなり厳しいタイムラインや無理難題を医療機関側に依頼する場面がありますが、良好な関係性が築けていると、そのような困難にもポジティブに向き合って頂くことができます。
当然ながら「良好な関係性」は一日二日で築けるものではありません。医療機関側からの要望や問い合わせに真摯に向き合い、治験依頼者と医療機関が双方に納得できる状況を作り出すために、CRAも様々な交渉や提案を繰り返していくことで少しずつ信頼して頂くことができます。
そのためにも、相手の立場も理解した上で業務を行うことが大切であると考えています。
成長を意識して、働いています。
A.H
千葉大学大学院 医学薬学府 卒業
臨床開発事業本部 Clinical Research Associate;モニター(以下、CRA)
仕事をする上で心がけていることはなんですか?
それは「自分の成長を意識する」ことです。この仕事に限りませんが、成功することもあれば、失敗することもあります。例えば、病院とのやりとりなかで、医師からお叱りを受けたとします。
その際は、ただ落ち込むのではなく、何で怒られたのか、不足していたことを分析するようにしています。もし私の対応に原因であれば、それを是正するアクションや不足していた知識習得を心掛けます。そして、今後同じことが起こらないような対策を立てます。
出来事や結果に対して一喜一憂するだけでなく、行動を分析し、失敗から学び、同じことを繰り返さないことが、自分自身の経験や自信となり、成長につながっていくと私は考えます。
この仕事のやりがいについて教えてください
「人との信頼関係を構築する楽しみ」を味わえるところです。
治験は私たちCRAだけではなく、医師をはじめとした病院スタッフ様に加えて、治験を発注いただけたクライアント様や国内外の社内のメンバーと関わり協力しながら進められます。
その間に立ち、橋渡的な役割がCRAの仕事だと思っています。それぞれ役割も性格も異なる方と仕事をするため、異なる対応が求められます。共通して言えることは、すべての人と信頼関係を構築することが重要ということです。
確かに新薬の開発は、人命に係わる仕事ですので、「科学的な根拠」を示すことも重要ですが、加えて「人との繋がり」を意識することも質の高いお薬を開発する上で重要だと感じています。
この会社の雰囲気について教えて下さい
自分のやりたいことや挑戦したいことを声に出せば実現する風通しのよい会社だと思います。
例えば、私は抗がん剤試験の経験がなかったのですが、入社時から一貫して「抗がん剤の試験に挑戦したい」と希望を出していました。最初は別のお薬の試験に配属されたのですが、きちんと私の要望を会社が覚えていてくれて、今は抗がん剤の試験を担当することができています。
またCRAとしての業務ではありませんが、会社をよりよくするための仕組み作りの活動や後輩指導に関わる機会を頂いたり、学会参加や自己能力開発のためのトレーニングに参加もさせてもらったりしています。
1人1人の個の成長に対しても積極的に投資をしてくれる会社です。